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映画「THE BATMAN」 感想 街の嘘を暴くサスペンスアクション ネタバレあり

こんにちは!今回は、2022年3月11日に公開された映画「THE BATMAN」の感想です!

久しぶりのバットマン単独映画という事もあり、大作ぞろいの2022年公開映画の中でも特に楽しみにしてました!公開後すぐ見れてよかったです!

今作のバットマン役は、「ハリーポッターと炎のゴブレット」でセドリックや、「TENET」でニールを演じたロバート・パティンソン、キャットウーマン役に「X-MEN」シリーズのエンジェル・サルバドーレなどを演じた、ゾーイ・グラヴィッツが抜擢されています!

「THE BATMAN」は2022年7月6日より、Blu-ray&DVDで発売されます!

また、2022年6月現在、各種配信サービスでプレミア配信を行っており、そちらからすぐに視聴可能です!(Amazonプライムでは2022年6月現在1980円~レンタル可能のようです。) すぐみたい!という方はぜひ各種配信サービスよりご確認ください!

詳しい情報は下記公式サイトよりご確認ください!

映画『THE BATMAN-ザ・バットマン-』オフィシャルサイト|プレミア配信中!7.6ブルーレイ&DVDリリース (warnerbros.co.jp)

Amazon.co.jp

あらすじ

優しくもミステリアスな青年ブルース。

両親殺害の復讐を誓い、

悪と敵対する存在、“バットマン”になって2年が過ぎた。

ある日、権力者を標的とした連続殺人事件が発生。

犯人を名乗るリドラーは、犯行の際に必ず“なぞなぞ”を残していく。

警察や世界一の名探偵でもあるブルースを挑発する

史上最狂の知能犯リドラーが残した最後のメッセージは__?

「次の犠牲者はバットマン」。

社会や人間が隠してきた嘘を暴き、世界を恐怖に陥れるリドラーを前に、ブルースの良心は狂気に変貌していく。

リドラーが犯行を繰り返す目的はいったい__?

映画『THE BATMAN-ザ・バットマン-』オフィシャルサイト (warnerbros.co.jp)

「THE BATMAN」個人的評価

  • おすすめ度  ★★★★☆
  • ストーリー  ★★★★★
  • 演技     ★★★★☆
  • 音楽     ★★★★★
  • 演出     ★★★★★

今までのバットマンシリーズと比較しても暗くて不気味な印象が強い映画でした。

また、クリスチャン・ベイル主演のダークナイトシリーズよりも、探偵要素が強い作品でした。

その分戦闘シーンが手抜きという事もなく、大迫力の戦闘シーンも盛りだくさんの内容となっています!

恐らく制作側が詰めたい物をできるだけ詰めた贅沢な本作は、上映時間約3時間というかなりの長尺映画となっています。

私は仕事終わりにレイトショーで見に行ったのですが、終わったころにはもうへとへとでした(笑)3時間で内容が薄いという事もなく、しっかり内容を理解したい方にはちょっと覚悟のいる映画かもしれません。

また今作のブルースのビジュアルは、Nirvanaのボーカル、カート・コバーンを意識したもののようです。確かに今までのブルースとは違い、前髪を垂らしているのが印象的です。かっこいい。

作中の挿入歌でもNirvanaの楽曲「Something In The Way」が要所要所で使われており、これがまためっちゃかっこいいんですよ!今作の雰囲気ともばっちり合っています!

(影響を受けやすい私は、映画館からの帰り道、Something In The Wayをダウンロードして聞きながら帰りました)

ビジュアルと言えば、新たなバットモービルもかっこよかったです。 

マッスルカーの様な見た目でアフターバーナーをガンガン燃やして進む様は厨二心をくすぐられます!

ダークナイトやバットマンVSスーパーマンのバットモービルはさながら戦車でしたが、今回はどちらかというとスーパーカーの様な印象を覚えました。

この作品は新シリーズの1作目ですが、バットマンがゴッサムシティに現れて2年が経っています。

ですので、バットマンが誕生した時の話やゴードン市警との出会いについては深く語られていません

今作から初めてまともにバットマンの映画を見るという方は、クリストファー・ノーラン監督作「バットマン ビギンズ」をあらかじめ見ておくと、よりバットマンの世界観に入り込めると思います!(とはいえ見なくても十分楽しめます!)

「バットマン ビギンズ」は、2022年6月現在、Amazon Prime とNetflixで視聴可能です!

「THE BATMAN」 ネタバレあり感想

さて、ここからはネタバレありでの感想ですので、まだ未視聴の方はお気を付けください。

今作では汚職と腐敗がはびこるゴッサムシティを変えるべく立ち上がったバットマンことブルース・ウェインが、現市長が殺害され、ゴードンとともにリドラーと名乗る犯人の正体と事件の真相を突き止めるというのが大筋です。

今作のブルースは精神的に少し幼く描かれていたように感じました。

まだ失った両親を失ったことに対する復讐心に囚われており、いつも余裕がなくて、笑顔もない。どこか自暴自棄な印象すら受けました。

作中では自他ともに復讐そのものだと認めてしまっている始末

序盤アルフレットとの関係もどこかよそよそしかったです。

リドラーは、標的の遺体になぞなぞを残し、ブルースたちは、残されたなぞなぞと証言を頼りに捜査を進めていきます。

しかし、調査で分かってくるのは、ドン市長、ピート本部長、ギル地方検事たち権力者による汚職と裏社会とのつながりでした。

上記の標的になった権力者たちは、いろんな方法で殺されていくわけですが、個人的にギル地方検事の教会での尋問シーンが一番緊張感とリドラーのやばさが伝わってきて良かったと思ったシーンです。

葬儀場でリドラーによってギルはなぞなぞが仕掛けられます。ブルースの助力もあり、なぞなぞ自体は簡単に解かれていきますが、3つめのなぞなぞで答えを言えば家族が殺されると訴えます。結局ギルは答えを言わない事を選択し、爆殺されてしまいます

ここのリドラーの狂気の演技は素晴らしかったです。ギル検事役の方の怯える演技もよかったです。

徐々に集まる証拠とリドラーのヒントによ標的になった権力者を裏で手引き、または関係を築いていたのは、カーマイン・ファルコーネという事が徐々にわかってきます。

ファルコーネはありとあらゆる犯罪に手を染め、ゴッサムシティを裏から牛耳る犯罪王です。

そして、最後にリドラーの標的になったのは、バットマン本人でした。

リドラーにより廃墟の孤児院へと誘われます。孤児院内は廃墟と化しており、薬物中毒者のたまり場になっていました。

そこでブルースとゴードンは、ブルースの父親トーマス・ウェインが、ファルコーネと手を組みトーマスに関する暴露記事を市長選前に世に出そうとしていた記者の殺害に関わっていたという疑惑を知ります

父の遺志を継ぎ、街を変えようとしていたブルースにとってこの事実は信じがたく、ひどく動揺していました。

さらにリドラーによってウェイン邸に送られた爆発物により、アルフレットが大けがを負い、集中治療を受ける事態に。

ブルースは素顔のままファルコーネのもとに向かい、真実を確認しに行きます。

しかし、トーマスと手を組んでいた事自体は認めますが、記者殺害の原因、トーマスの死についてわからないとはぐらかされてしまいます

すっかり翻弄され、疲れ切ったブルースは再度アルフレットの病室を訪ねると、アルフレットが目を覚まします。アルフレットに父の起こしたことの真相について問い詰めるブルース。

そこでアルフレットはトーマスがファルコーネと組んでいたことは認めるも殺人は依頼していないと語ります。

お互い手を組んだことは認めるも、肝心な部分はうやむやにされ、完全に闇の中に葬り去られており、もはや当時のことを完全に把握している人間は誰一人いない状況でした。

総評

権力者たちの汚職や自分たちの富を優先する政治家が蔓延る街ゴッサム。

それを変えようと立ち上がった人が危険にさらされ、最悪殺害されてしまう。

腐敗して変わることのできない街が貧困と恨みを生み、それらを抱えた人々が復讐や暴力、犯罪に走ってしまう…現代アメリカの社会風刺の面が色濃く出ていた作品に感じました。

貧富の格差、差別、犯罪が密接に絡み合うアメリカではもはや映画の中の架空の話ではないのかもしれませんね。

それでもきっとみんなで良心を持って協力すればより良い社会になる…そういう希望を持たせてくれる映画でもあったと思います。

そしてラスト、獄中で話していた人物がジョーカーだという事が判明しています!

次回作からの登場になるのでしょうか?ビジュアルがどんな風なのか、どのように街を恐怖に陥れるのか、今から楽しみです!

3時間かかっても本腰をいれてみる価値のある骨太な作品だったと思います!

さて、今回は映画「THE BATMAN」についての感想でした!本当は映画が上映しているうちに感想上げたかったのですが、ここの所メンタルが死んでて作業が手に尽きませんでした…

それにしてもロバートパティンソンかっこいいですよね…TENETで初めて知った俳優さんなのですが、まさにさわやかイケメンというその時の印象を覆す演技が光ってました!

これからはちょくちょく上げていきたいとおもいますので、よければ見ていただけたら嬉しいです!また作品の感想もお寄せください!

それではまた!

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